オーウェン・ギャリオット
スカイラブII号に搭乗したNASA宇宙飛行士

出身国: アメリカ合衆国

NASAの宇宙飛行士としてオーウェン・ギャリオット博士は、1973年のスカイラブII計画で59日スカイラブ宇宙ステーションに滞在し、1983年にはスペースシャトルのミッションで「スペースラブ1」に10日間滞在しました。スカイラブII計画の間、アポロ・テレスコープ・マウント(ATM)を使用し太陽の表面を観察しました。また、彼は、宇宙で最初に様々な耐磁実験を行った科学者でもあります。

「我々にとってスカイラブは、宇宙での生活や、地球上では得られない大気圏外の波長を長期的に調査することができる最初の重要なステップとなったのです」

人生の目的は良心を持ち、自分が生きたことで違いを作ることです。宇宙飛行士は、道なき道を行き、ただ痕跡を残すのです。

「時速16,000マイルで世界をクルージングしていると日の入りを1.5時間ごとに見る事ができるのです。」

「正確な時間は、地上よりも宇宙ではさらに重要性が増します。宇宙船は秒速7.5Kmで移動するので、1秒の誤差で着地点が7.5Kmものずれが生じてしまうからです」

経歴:

*ギャリオット博士は、オクラホマ大学にて電気工学を学び、1960年にはスタンフォード大学にて修士号を取得。また、彼の功績に対して1973年にはフィリップス大学から名誉学位を授与されています。

*彼は1966年に1年間のUS空軍パイロットトレーニングプログラムを終了しジェット機のパイロット資格を得ました。現在までに合計5,000時間の飛行経験を持ち、2900時間をジェット機に、残りの時間をスペースクラフトと軽飛行機とヘリコプターの操縦に費やしました。

*1973年7月28日、ギャリオット博士はアポロCSMカプセルを通してスカイラブ宇宙基地に到着しました。彼はスカイラブII号で3回の船外活動に携わる幸運に恵まれ、宇宙空間の滞在時間は合計13時間以上に達しました。

*8月10日、ギャリオット博士はアポロテレスコープ(ATM)を使用し太陽の表面を観察しました。彼は巨大な太陽放射の発生をとらえることに成功しました。またATMを通した観察は、本当の太陽大気の状態を伝える写真となりました。

*ギャリオット博士は、軌道周回中のスペースラブ宇宙ステーションで、宇宙に置ける磁気の影響のデモンストレーションや、磁気と地球の磁場との相互作用の調査を行いました。さらに、ギャリオット博士は、磁石による太陽フレア粒子と宇宙線粒子の選別等、磁気や磁場について様々な実験を行いました。

*1983年、二度目のミッションSTS-9 (スペースラブ1)では、コロンビアに乗船し、10日間におよび多岐の学問領域にわたる国際的なミッションを完遂しました。6つの異なる分野で合計70以上の実験を指揮しました。また、彼は世界で初めて宇宙からアマチュアラジオ(W5LFL)を実施しました。

*1984年から1986年まで、ギャリオット博士は「スペース・ステーション・プロジェクト・オフィス」のプロジェクト・サイエンティストを務めました。

* ギャリオット博士は様々な賞や勲章を授与されています。

ナショナル・サイエンス・ファンデーション・フェローシップ (1960–61)
フィリップス大学名誉博士(オクラホマ州イーニッド) (1973)
NASAディスティンギッシュト・サービス・メダル (1973)
コリアー・トロフィー (1973)
V. M. コマロフ・ディプロマ (1973)
ゴダール・メモリアル・トロフィー (1975)
NASAスペースフライトメダル (1983)
オクラホマ ホール・オブ・フェイム (1980)
オクラホマ・エア・アンド・スペース・ホールオブフェイム(1980)
宇宙飛行士 ホール・オブ・フェイム(1997)
オクラホマ・ミリタリー・ホール・オブ・フェイム(2000) 
イーニッド・パブリックスクール ホール・オブ・フェイム(2001)

*宇宙からの世界初のアマチュア無線オペレーターとして、仲間の宇宙飛行士トニー・イングランドとともに2002年にデイトン・ハンヴェンションより特別アワードを受賞しました。

*近年ギャリオット博士は、アラバマ大学の構造生物学研究室で、アルカリ性の湖や深海の熱水噴出孔から彼が持ち帰った新種の微生物の調査研究に携わっています。

*2011年、チリで33名の炭坑夫が地下にとじ込まれる事故では、地元のレスキューチームに技術協力を行いました。

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